今回、編集長アッキーの目に留まったのは、うずらの卵を殻ごと燻製にした「うずら燻KUN」。そして、世界の山ちゃんの「幻の手羽先」の味を卵で再現した「幻の手羽先風味スパイシー煮たまご」です。今回は、卵を使って個性的な商品を製造・販売する中日本株式会社の代表取締役社長、加藤亮太氏に取材陣が伺いました。
40年以上のロングセラー「うずら燻KUN」と世界の山ちゃんの幻の手羽先の味を卵で再現した「幻の手羽先風味スパイシー煮たまご」
2024/11/18
―創業の経緯を教えてください。
加藤 弊社は1973年に父が創業しました。父は鶏の餌を扱う会社の社員でしたが、会社から「生卵を扱う会社を作りなさい」と指示されて創業したそうです。そのため、最初は雇われ社長でした。
当初は生卵をパックや段ボールにして販売していました。生卵の取引をする中で「加工がいいのではないか」と考えるようになり、加工をはじめます。
最初は、塩味のゆで卵や燻製卵などを作っていました。その後、上の会社から独立して設備も充実させていきます。
―最初から継ぐ気持ちはありましたか?
加藤 私は創業と同じ1973年生まれです。物心がついた頃には父が加工をはじめており、味付け卵や燻製卵をよく食べていました。
弊社に入社する前は、やりたい仕事をしようとアニメ製作の仕事をしていました。しかし、家業を継ぐ必要があったため、26歳で入社しました。
入社後、研修に行くタイミングで父が脳梗塞で倒れてしまったのです。父の言葉が不自由になり、教えるのが困難になってしまいました。そのため、十分な研修を受けられず、自己流の仕事になってしまいました。
その後、2代目社長に就任したのが2007年です。
きれいな燻製の色がついた卵。1パック10個入り。
とても小さく、一口で食べられる。殻ごと燻製しているが、中まで味がついていることがわかる。
ほんのり燻製の香りと、うずらの甘みが強く感じられるため、お子様のおやつにもぴったり。
―うずら燻製卵「うずら燻KUN」について教えてください。
加藤 うずらの生産量は、地元である愛知県の豊橋市が日本一です。弊社は燻製卵を創業初期から作っており、うずらも燻製にしたことからはじまりました。発売から40年ほど経っており、豊橋産のうずらの卵を使っています。
「うずら燻KUN」の特徴は、殻がついたまま燻製にしていることです。うずらを燻製にした商品の多くは殻をむいて燻製液につけて作っています。本当に燻製しているものは少ないのです。
うずらの卵を殻をむいて燻製すると、乾燥しすぎてしまいます。弊社では、味付け液の煮釜の中で一回ゆでてから燻製しました。優しい燻製の味がついて、うずらの自然なおいしさを楽しんでいただけます。
ぜひ、そのまま食べてください。お酒のおつまみにも、お子様のおやつにもおすすめです。うずらの卵は、栄養価が高いことも特徴です。タンパク質・ビタミン・ミネラル・鉄・カルシウムが豊富に含まれています。
「幻の手羽先風味スパイシー煮たまご」は、1パック2個入り。
―「幻の手羽先風味スパイシー煮たまご」は、世界の山ちゃん監修だとか。
加藤 居酒屋「世界の山ちゃん」へ煮卵の営業に行ったことがきっかけです。煮卵は、先方の求める賞味期限が出せませんでした。そこで、一緒にできることはないかと考えて「幻の手羽先」味の煮卵を作ってみることにしたのです。
山ちゃんの手羽先のスパイシーさを出すのが、本当に大変でした。弊社の煮卵は、通常3時間ほど煮込んで味を染みこませます。しかし、3時間も煮込んでしまうと、コショウの風味が飛んでしまうのです。
軽く火を入れてからコショウに絡めるなど、試行錯誤を繰り返して風味を維持できるようになりました。開発に1年以上かかりました。
発売を開始したのは2020年頃です。ECサイトや、空港やサービスエリアなどのお土産屋などで販売されています。また、居酒屋「世界の山ちゃん」の一部店舗でも食べられます。
温めても、そのまま食べてもおいしく召し上がっていただけます。お弁当のおかずや、お酒のおつまみにするのがおすすめです。コショウが効いておいしいと言われています。
スパイスが効いた煮卵は、ご飯によく合う。2個でご飯1杯を食べられた。お酒のつまみにも抜群。
―今後の展望を教えてください。
加藤 ゆで卵や半熟卵を作っていると、どうしても途中で割れてしまい商品化できない卵がでます。その卵を有効活用したいです。たとえば、滷肉飯(ルーローハン)のような味をつけて、ご飯に乗せて食べてもらう方法などを考えています。
今後も、新しい形の食べ方を常に考えていきます。
―「うずら燻KUN」と「幻の手羽先風味スパイシー煮たまご」は、どちらもおいしかったです!貴重なお話をありがとうございました。
「うずら燻製卵『うずら燻KUN』50個入り」(10個入パック×5セット)
価格:¥2,484+送料700円(税込)
店名:たまごの絵 オンラインショップ
電話:0569-25-0264(9:00〜17:00 土日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/auc-tamagonoe/tamagonoe_07/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/auc-tamagonoe/
「世界の山ちゃん監修『幻の手羽先風味スパイシー煮たまご』」(2個入×3袋入)
価格:¥1,134円+送料700円(税込)
店名:たまごの絵 オンラインショップ
電話:0569-25-0264(9:00〜17:00 土日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/auc-tamagonoe/10000040/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/auc-tamagonoe/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<文・撮影/林本直 MC/三好彩子 画像協力/中日本>