ポリフェノール量は赤ワインに匹敵!完全緑肥栽培で作る生命力あふれる黒にんじんジュース

2024/10/30

編集長のアッキーこと坂口明子が注目したのは、黒にんじんのジュース。にんじんジュースといえばオレンジ色が常識だと思っていた人は、この濃い紫色の液体にビックリするはず。今回は、こちらの黒にんじんジュースを製造・販売することになったきっかけや、商品のこだわりについて、株式会社一粒万倍の代表取締役社長である國末幸太郎氏に詳しく取材スタッフがお話を伺いました。

株式会社一粒万倍 代表取締役社長の國末幸太郎氏

ー御社の創立者はお父様ということですが、きっかけは?

國末 そもそもですが、父は日本全国に飲食チェーン店を持つ会社に勤めていました。ところが、次第に環境問題や地球温暖化問題が気になるようになり、思い切って会社を辞めて有機野菜農家を始めたというのがきっかけです。

当時は、自分たちで作った野菜をトラックに積んで、家を一軒一軒渡り歩いて販売するというかたちでしたが、すぐにそれでは採算が合わないと気づきました。そこで、プロの有機農家さんと契約をして、それをネット販売する方法にシフトしていきました。

ーなぜにんじんジュースを売るようになったのですか?

國末 もう何年も前の話ですが地元の農家さんがにんじんを作っていて、たまたま売り先がなくて困っていたのです。「100キロくらいのにんじんがあるけれど、買ってくれないか?」ということでしたので、人助けのつもりでそれを仕入れ、10キロ単位の箱売りでネット販売しました。そうしたら、100キロの人参がまたたく間に売れてしまったのです。

そこで、購入していただいたお客様に連絡して、購入理由を聞いてみたところ、その方は病気回復のためににんじんをジュースにして飲んでいるという回答でした。そこで初めてにんじんの健康効果について、もっと勉強してみようということになり、今のにんじんジュース販売に繋がったのです。

一粒万倍が販売する冷凍にんじんジュース。

ー御社のにんじんジュースはどのような方に飲まれていますか?

國末 やはり、健康意識の高い方の需要が多いです。すでにご病気になっている方も含め、にんじんの優れた栄養価に皆さん注目されています。最近は、弊社のにんじんジュースでファスティングされている方もいます。ファスティングというと、日本では酵素ドリンクが有名ですが、海外では野菜ジュースを利用されている方も多くいます。

ー今回ご紹介いただく黒にんじんジュースですが、こちらも無農薬栽培で?

國末 そうです。黒にんじんは無農薬で作っている農家さんがほとんどいため、100%弊社の農場で私が作っています。これは緑肥農法というやり方で作っています。

緑肥農法で栽培する一粒万倍の畑のようす。

ー緑肥農法とは?

國末 緑肥農法というのは有機農法の一種ですが、一般的な有機農法とは大きく違います。自分たちで肥料になる草の種を蒔いて、育て、時期になったらその草を刈りこんで畑の中にすき込んで肥料にするというやり方です。

一般的な有機農法で使用する有機肥料というのは、植物性肥料と共に鶏糞や牛糞などの動物性肥料を混ぜたものを使用しています。動物性肥料の動物が何を食べていたかは不明ですので、本当に安心安全な有機農業をやりたいのであれば、緑肥農法が一番よいと思います。

ー黒にんじんジュースを作ろうと思ったきっかけは?

國末 3年くらい前に、スーパーで黒いにんじんを初めて見たのがきっかけです。「珍しい色のにんじんがあるものだ」と思って、すぐに調べてみました。そうしたら、このにんじんは赤ワインに匹敵するほどポリフェノールの含有量が多いということがわかりました。この濃い紫色は、体に良いといわれているポリフェノールの色そのものです。

黒にんじんジュースを冷凍パッケージでお届け。

それで、すぐに黒にんじんを畑で作ってみようということになったのですが、最初は全く育たなくてダメでした。そこで、次の年は作付面積をさらに増やしてみたのですが、半分は失敗。でも、残りの半分でジュースに加工してみたところ、濃い赤ワインのようなキレイな色のジュースになり、甘さもあって、おいしかったのです。これを製品化して販売してみたところ、あっという間に売り切れてしまいました。今年は黒にんじんの栽培にも慣れ、だいぶ収穫することができましたので、昨年よりは長い期間の販売ができそうです。

ー黒にんじんジュースはどのようにして作られているのですか?

國末 まずは、収穫してすぐににんじんの皮を1本1本丁寧にピーラーでむきます。そして、コールドプレス製法というやり方でゆっくりと人参を圧搾し、搾り汁だけを取り出します。人参の搾り汁には砂糖も水も一切加えず、瞬間加熱、瞬間冷却して、冷凍パッケージにてお客様の元へお届けしています。

ー御社の今後の展望についていかがですか?

國末 「日本一質が高い!」といわれるようなにんじんジュースを作り続けていきたいですね。それにはどこまでこだわり、どこまで踏み込むのかという問題もありますが、どのようなかたちであれ、これからも質を下げずに小ロット生産でコツコツと作っていくつもりです。さらに今後もいろいろなことにチャレンジし、地球環境や健康のことなどで皆様に社会貢献し続けていこうと思っています。

ー本日は大変有意義なお話をお聞かせ頂き、ありがとうございました。

「冷凍ピカベジジュース とくべつな黒にんじんジュース」
内容量:1箱(30パック)1パック当たり100ml 飲み切りサイズ
栽培方法:無農薬栽培・緑肥栽培
保存方法:冷凍庫(-18℃以下)で保存
価格:¥8,980(税込)クール便送料無料
店名:ピカイチ野菜くん
電話:0120-09-1831(10:00~12:30/13:30~16:00)
定休日:土、日、祝日
インターネットでのご注文は24時間365日対応
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/pika831/10008383
オンラインショップ:https://teisoku.jp

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
國末幸太郎(株式会社一粒万倍 代表取締役社長)
1979年新潟県生まれ。
1998年、株式会社一粒万倍に入社し、初代の父、二代目の母と共に26年間の経験を経て
2022年に代表取締役社長に就任。
有機栽培(緑肥農法)の魅力にひかれ、自社農場をスタート。
生産者としては6年目。紫の人参や白い人参など様々な品種の人参を育て、ジュースに合うのか製造担当の弟と共に日々研究中。

<文/鶴良子 MC/三好彩子 画像協力/一粒万倍>

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