八女茶一筋200余年!匠の技でうまみと香りを引き出した「八媛みどり「薫」」と「玉露入り八女茶ティーバッグ」
2024/12/06
お茶の名産地として知られる福岡県八女地方。今回編集長アッキーが注目したのは、古くからこの地で生産され、昨年2023年に発祥600年の節目を迎えた「八女茶」です。1819年の創業以来、上質なお茶をつくり続ける株式会社古賀製茶本舗。八女茶の発展にも貢献してきた老舗茶舗の9代目社長、古賀善信氏に取材陣がお話を伺いました。
株式会社古賀製茶本舗 代表取締役社長の古賀善信氏
―八女茶の特徴を教えてください。
古賀 一番に挙げられるのは、豊かな香りと甘味です。昔ながらの製法を守る玉露は、品質・量ともに八女が日本一だと言われています。通常は三番茶まで収穫するところ、八女地方の茶園では二番茶までしか摘採しないことがほとんど。その理由は、茶の木を休ませることで、色鮮やかで厚みのある茶葉を育てるためです。その分、生産量は少なくなりますが、仕上がりの味と香りは格別。毎年行われる全国茶品評会においても、玉露、煎茶ともに、上位入賞茶はほとんど八女茶が占めています。
筑後平野南部に位置する福岡県八女地方は、肥沃な土壌と豊富な伏流水に恵まれた土地。
昼夜の寒暖差も大きく、上質な茶葉の栽培に適している。
―御社の創業は1819年。200年以上もの歴史を持っておられるのですね。
古賀 そうですね。お茶が贅沢品として珍重されていた頃から、上質さにこだわって八女茶をつくり続けてきました。長い歴史のなかで培ってきた技術や経験をいかして、原料となる茶葉の品質・鮮度をよく見極め、味と香りを最大限に引き出す焙煎・加工を行なっています。
確かな目利きで厳選した茶葉を、自社工場で毎日焙煎。時間や温度・湿度にもこだわり、うまみと香りを引き出している。
―茶葉は農家さんから直接仕入れているのですか?
古賀 それもありますが、茶取引センターでも入札しています。4月から6月は一年分のお茶を買う期間なので、ほぼ毎日足を運んで、私どもの好みの茶葉を選定して購入します。同じ場所で栽培された茶葉でも毎年風味が違いますので、香りや色、鮮度のよいものを厳選しています。それをさらにグレードに分けて商品にしております。
「八媛みどり「薫」」は、最高級ランクの茶葉のなかでも、八十八夜前後に摘み取られたもののみを使用した煎茶です。星野村や上陽町、黒木町といった八女茶の名産地から届く茶葉を焙煎し、味、香り、色のバランス良く仕上げています。お茶に詳しいお客様もたくさんおられるのですが、そういった方々が贈答品として購入してくださることも多いですから、その気持ちに答える意味でも、ちゃんと“いいお茶”をつくらないといけないなと思っています。
店舗やオンラインショップでは、気軽に飲める日常使いのお茶から、贈答品にふさわしい高級茶まで幅広い商品をラインナップ。
―「八媛みどり「薫」」は人気NO.1の商品だそうですね。
古賀 弊社でもイチ押しのいいお茶なのですが、うちの元社員がマツコ・デラックスさんのテレビ番組に出演したときに紹介してくれたんですよ。彼は栽培・生産・販売を一貫して行う京都の老舗茶舗の5代目当主であり、全国茶審査競技大会において最高位の十段を取得した、こだわりの強い茶師なんですが、10年ほど前にうちで修行をしていて。当時飲んでおいしかったからと言って、「八媛みどり「薫」」を紹介してくれました。マツコさんも香りが良いと褒めてくださって。もともとリピートしてくださる方が多い商品でしたが、この番組をきっかけに、さらに多くの方に飲んでいただけるようになりました。
「八媛みどり「薫」」は100g入り1,080円。リーズナブルな価格で、選び抜かれた最高級ランクの八女茶が味わえる。
―おすすめの淹れ方や飲み方はありますか?
古賀 煎茶を飲むなら、午前中がおすすめです。でも、「八媛みどり「薫」」はいいお茶なので、朝一番に飲むのはもったいない。ちょっとひと息ついた頃にゆっくり味わっていただきたいです。
おいしいお茶を淹れるために大切なのは、急須に注ぐお湯の温度です。温度が高いと苦味や渋味が出てしまいますから。おすすめは70度以下。冷ましたお湯で丁寧に淹れると、お茶のうまみや甘み、香りを引き出すことができますよ。
「玉露入り八女茶ティーバッグ」はコクのある味わいが特徴。お湯でも水出しでも、季節を問わず手軽に楽しめるのがイイ!
―「玉露入り八女茶ティーバッグ」はどんなお茶なんですか?
古賀 10年来のロングセラー商品です。こちらも八女茶100%。八女のいい玉露と抹茶をブレンドしてティーバッグにしたもので、飲みやすくておいしいとご好評いただいています。実はうちの店舗とオンラインショップのほかに、九州に3店舗あるコストコさんでも取り扱いがあって。たっぷり大容量の「50個入り」のほか、「15個入り」のミニサイズも展開しています。
―どうやって淹れるのがよいのでしょうか?
古賀 急須を使ってお湯で淹れてもいいですし、冷水ポットで水出しして召し上がっていただくのもおすすめです。朝から寝る前まで、どんなシーンにもマッチするのもこのお茶の魅力のひとつ。水筒に入れるためのお茶としてご注文いただくことも多いですよ。とくにお子さんのいるご家庭などでは重宝していただいているようです。
―本日はお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!
「新茶 八媛みどり「薫」」(100g)
価格:¥1,080(税込)
店名:古賀製茶本舗
電話:0120-345-667(9:00~18:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:http://shop.koganoyamecha.co.jp/view/item/000000000001
オンラインショップ:http://shop.koganoyamecha.co.jp/
「玉露入り八女茶ティーバッグ」(5g×50個)
価格:¥1,296(税込)
店名:古賀製茶本舗
電話:0120-345-667(9:00~18:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:http://shop.koganoyamecha.co.jp/view/item/000000000005
オンラインショップ:http://shop.koganoyamecha.co.jp/
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<文・撮影/野村枝里奈 MC/三好彩子 画像協力/古賀製茶本舗>