肉汁たっぷりな濃厚な味わいとパリっと薄皮がやみつきに!「本場宇都宮産餃子 オリオン餃子」
2024/12/26
今回、編集長アッキーが気になったのは、宇都宮で話題のオリオン餃子です。商品を販売する株式会社ダイニングファクトリー 代表取締役の人見洋二郎氏に人気の秘密を取材陣が伺いました。
株式会社ダイニングファクトリー 代表取締役の人見洋二郎氏
―創業のきっかけをお聞かせください。
人見 中学校を卒業して10代はアルバイトをしながら遊んで過ごしたのですが、20代は遊んだ分を取り戻すため、懸命に仕事をしようと思っていました。起業して大きい会社を作りたかったのですが、それには資金が必要ですし、大きい企業がどういうものか働いてみないことにはわかりません。そこで上場企業限定で応募し、中卒ながら23歳のときに飯田産業という不動産会社に入社し、営業として働きました。3年で資本金になる1,000万円を貯めることができたので、27歳のときに、会社に勤めながら起業することにしたのです。
もともと「業界で一番になりたい」という思いがあり、身近で楽しそうという理由で飲食事業を選びました。この先、人口が少なくなって店舗ビジネスが下火になることは予測できたはずなのに、当時はまったく考えておらず、失敗することも多かったです。
2005年に安さがウリの居酒屋を初めて作り、利益が出たので、2号店としてダイニングバーを出しました。3号店はカフェにしましたが、2号店、3号店ともに赤字で、4号店で初めてコンセプトをかためたお店を作ったんです。内装にもお金をかけ、ちゃんと利益が出せたので、飲食店経営のノウハウを身に付けていきました。
半年後に「九州男児」という九州料理屋を出したところ非常に繁盛し、最大で50店舗まで増やしました。全店黒字で絶好調でしたが、僕自身は九州出身ではありません。宇都宮に住んでおり、宇都宮が本社の会社なので、宇都宮を象徴するようなブランドを作っていきたいと思い開店したのが、今回ご紹介する「オリオン餃子」です。
ジューシーでタレを漬けなくてもおいしい。
―お店を出されてから苦労はございましたか。
人見 1号店は宇都宮のオリオン通りに作ったお店ですが、納得いくおいしい餃子が作れず、1週間で閉店しました。そこから餃子をもう1回作り直して、サイドメニューを増やし、味噌ラーメンも置いて、お酒も揃えて、餃子のお店だけれどいろんなものが食べられるお店として2号店を展開しました。しかしこちらも2か月で閉店し、徹底的な研究と試作を重ねて3号店をオープンしました。駅前の立地のいい場所に豚骨ラーメンと餃子のお店を出すことでやっと成功し、これが今のオリオン餃子の本店です。
コロナ禍で九州男児は1店舗にまで減りましたが、オリオン餃子は10店舗です。オンラインショップは5年前くらい前から始めました。
―オリオン餃子のこだわりを教えてください。
人見 一度食べるだけで「がっつり感」を楽しめる濃厚な味わいと「本物の肉汁」のこだわりが特徴です。スープではなく、ちゃんと肉汁を出すため、赤身と脂の部位を細かく組み合わせて設計しています。食べると濃厚で甘みがあるのは牛脂が入ってるからですが、コストもかかります。でも肉から自然に出る脂にこだわり、おいしさを追求しました。
味はタレもいらないくらいの濃いめにしています。皮の大きさは9cm、薄さは0.9mmにしました。宇都宮の二大老舗の宇都宮みんみんさん、正嗣さんと同じです。同じ土俵で戦いたいという気持ちなんです。地方の食文化というのは、必ず老舗があって、新興勢力がそこにどう挑戦するかという構図があるので、オリオン餃子が頭角を現していきたいと思っています。
―専用のタレのこだわりを教えてください。
人見 餃子に味がしっかり入っているので、タレは薄めで、醤油よりも酢が多めです。餃子のタレは、お酢が7割、醤油3割が一番通な食べ方だと思っています。最近は、酢と胡椒で食べるのも流行っています。
―よりおいしくなる食べ方はありますか。
人見 焼き餃子は普通焼いてから水を入れますが、最初に水を入れるのがおすすめです。テフロンなどのフライパンに油を引かず水を最初に入れて蒸し焼きをします。最後に油を入れて表面をパリパリにする焼き方が一番おすすめです。
またフライパンに餃子を置いたとき、カシャカシャと動かしたほうがいいです。多少粉がついているので、動かすことで餃子に薄い羽がつきやすくなります。
水餃子の場合は、ゆで上がったうちの1個を粉々につぶすことで出汁として使い、そこに酢と醤油をかけることで、より美味しく食べられます。
蒸し焼きにするのがおいしく仕上げるコツ。
―今後の展望をお聞かせください。
人見 来年からオリオン餃子をフランチャイズで展開していこうと思っています。今まで直営が9店舗でフランチャイズ1店舗でしたが、いろんな人の力を借りて全国に拡大するつもりです。フランチャイズのオーナーを募集中です。また、いろんな種類の餃子があるのがウリなので、餃子の種類も今後増やしていきたいですね。
宇都宮での餃子文化に挑戦することで、地方活性化にも貢献していきたいです。
―貴重なお話をありがとうございました。
「本場宇都宮産餃子 オリオン餃子 30個入り」
価格:¥2,900(税込)
店名:オリオン餃子
電話:028-680-6178(9:00~17:00 土日祝除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/diningfactory/003/?variantId=003
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/diningfactory/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
人見洋二郎(株式会社ダイニングファクトリー・代表取締役)
1977年茨城県生まれ。中学校卒業後、様々なアルバイトを経て飯田産業へ営業職として入社。27歳で飲食業ビジネス(ダイニングファクトリー)を立ち上げIPOを目指す。
<文/垣内栄 MC/田中香花 画像協力/ダイニングファクトリー>