
ごはんのお供にも酒肴にも◎!北海道の海の恵みが詰まった「ぶりラー油」「北釧まいわし梅煮」
2025/04/04
今回編集長アッキーが注目したのは、豊かな漁場を形成する北海道沿岸の海の恵みが詰まった商品。引き締まった身と上質な脂が特徴の天然ブリを使用した「ぶりラー油」と、釧路港直送のイワシを新鮮なうちに加工した「北釧まいわし梅煮」。どちらも白ごはんとの相性抜群。酒の肴にもぴったりです。そんな商品を手がけるのは、北海道・釧路にある株式会社マルハニチロ北日本。商品の魅力を深掘りするべく、取材スタッフが代表取締役社長の福貴迫芳郎氏にお話を伺いました。

株式会社マルハニチロ北日本 代表取締役社長の福貴迫芳郎氏
―御社の歩みをお聞かせください。
福貴迫 弊社が属するマルハニチログループは、「水産」「食品」「畜産」「保管物流」の4つの主要事業会社を中心としています。2007年に株式会社マルハグループ本社と株式会社ニチロが経営統合し、2009年には北海道・青森地区にあった両社の生産会社5社が吸収分割・合併。株式会社マルハニチロ北日本が誕生しました。基本的にはマルハニチロの商品、主に缶詰を製造していますが、独自の取り組みも展開しています。
―そのひとつがオンラインショップ「北のうまいもん屋」ですね。ネット販売は、どのような経緯で始められたのですか?
福貴迫 弊社で製造する商品のほとんどはマルハニチロブランドのものですが、地元である北海道・青森地区で獲れた素材を使った付加価値のある缶詰・瓶詰も手がけていきたいという思いがありました。過去にはスーパーなどでご購入いただける弊社独自の市販商品を製造していた時期もありましたが、市販品は親会社に任せ、私たちはBtoC、つまり直接お客様に商品の良さをお伝えできるネット販売に力を入れることにしました。まだ始めて2年ほどですので販売規模はそれほど大きくありませんが、これから一層力を入れていきたいと考えています。

オンラインショップ「北のうまいもん屋」では、
長年培ってきた食品加工技術と北海道・青森産の新鮮素材をいかした逸品を販売。
―缶詰ならではの魅力とは?
福貴迫 7、8年前にサバ缶ブームが起こり、世の中の缶詰に対する認知度が非常に上がりました。現在はブームが落ち着き、缶詰の需要が少し縮小してしまい、物価が上昇していく中で、缶詰はどうしても後回しになっているような印象があります。
でも、今注目されているSDGsの観点から見ると、缶詰は環境に優しい商品なんです。容器は資源ごみとしての回収率が95〜98%ですし、冷凍食品のように電気を使うことなく保存できる食品です。こういった良さも発信していくために、小規模ながらもBtoCという形で取り組んでいます。
―今回ご紹介する商品「北乃創彩 ぶりラー油」が生まれた背景を教えてください。
福貴迫 これまで北海道の工場では、サンマや鮭の缶詰をメインに製造してきましたが、最近は温暖化の影響でこれらの魚の水揚げ量が激減しています。その一方で、もともとは「西の魚」と言われていたブリが、今や北海道が日本一の漁場になっています。でも北海道は鮭の文化ですから、あまりブリを食べませんし、加工するにも捌ける業者が少ないんです。せっかく水揚げされているのに、これをいかさないのはもったいないということで、開発を始めたのが「ぶりラー油」です。

北海道産の天然ブリをふっくら炊き上げ、ラー油に漬けた瓶詰商品「ぶりラー油」。
素材の風味を大切にしながら、現代のライフスタイルにマッチした
商品開発を目指す自社ブランド「北乃創彩」から生まれた商品。
―製品開発で苦労された点はありますか?
福貴迫 ブリを使ったレシピを持っていませんでしたので、試行錯誤の連続でした。ただ辛いだけでなく、ブリの風味と調和した味付けを追求するため試作を重ね、約1年かけて完成させました。商品開発では通常、春と秋の商品入れ替えに合わせて半年サイクルで開発することが多いのですが、この商品は倍の時間をかけています。それだけブリに馴染む味付けの開発が難しかったということです。

ブリの旨みとラー油の辛さが相まって、ご飯が進む!
アクセントとしてサラダなどに加えて食べるのもおすすめ。
―「北釧まいわし梅煮」についても教えてください。
福貴迫 こちらは弊社の釧路工場のすぐ近くにある釧路港で水揚げされるイワシを使用しています。朝競りで仕入れたイワシをトラックで工場へ運び、その日のうちに加工しています。イワシ(鰯)は「魚」に「弱」と書くように、鮮度劣化が早い魚ですが、弊社の場合は港から約5分という立地なので、非常に新鮮な状態で加工できるんです。
鮮度が良いので身がしっかりしており、イワシ本来の味わいや油の旨みも十分に感じていただけると思います。女性や若い方にも手に取ってもらえるよう、一般的な味噌煮ではなく、梅しそ風味やレモンスープ味といった、パスタなど様々な料理にご活用いただける味わいにこだわりました。

脂ののったイワシの旨みたっぷり!
南高梅の酸味がさらに旨みを引き立てる「北釧まいわし梅煮」。
―大学とのコラボレーションもされているそうですね。
福貴迫 2023年に、大阪樟蔭女子大学の学生さんとの共同プロジェクトで、弊社製品「にしん醤油煮」「いわし梅煮」「いわしレモンスープ煮」を使ったレシピ開発を行いました。きっかけとなったのは、彼女たちの取り組みに関する記事です。そのプロジェクトは、国内の漁獲量が増加しているにも関わらず、消費が伸び悩むニシンを使った料理レシピの開発と普及を目指すというものでした。ちょうど私たちもニシンの有効活用をテーマに商品開発を進めていたので、「何か一緒にできないか?」と提案し、実現したプロジェクトです。

そのままおかずとしてはもちろん、
パスタや炊き込みご飯などの具材として使用してもおいしく味わえる。
―最後に、今後のビジョンをお聞かせください。
福貴迫 北海道という地域には、国内のみならず海外からも多くの関心が寄せられています。そこで私たちは地元の魅力を落とし込んだ商品、たとえば、富良野ブランドの商品や、釧路港で水揚げされるイワシやサンマ、鮭、また青森のサバなどを使った新しいメニューや加工方法を開発し、海外への展開も積極的に進めていきたいと考えています。そして缶詰の良さ、SDGsに適した容器であることをお客様に知っていただきながら、缶詰市場の拡大に尽力していければと思っています。
―貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

「北乃創彩 ぶりラー油」(90g×6本)
価格:¥3,240(税込)
店名:北のうまいもん屋 株式会社マルハニチロ北日本
電話:0120-65-1611(10:00~12:00 / 13:00~16:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:http://item.rakuten.co.jp/daisy-shop/105301_6/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/daisy-shop/

「北乃創彩 北釧まいわし梅煮」(100g×8本)
価格:¥3,024(税込)
店名:北のうまいもん屋 株式会社マルハニチロ北日本
電話:0120-65-1611(10:00~12:00 / 13:00~16:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/daisy-shop/104241_8/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/daisy-shop/
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変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
福貴迫芳郎(株式会社マルハニチロ北日本 代表取締役社長)
鹿児島県生まれ。マルハニチロ株式会社にて、主に営業職として缶詰やハム・ソーセージ・冷凍食品などの製品販売に携わる。2021年にマルハニチログループの株式会社マルハニチロ北日本へ転籍し、代表取締役社長に就任。親会社向けの商品のほか、地元の素材を使用したオリジナル商品の開発・製造・販売にも注力する。
<文/野村枝里奈 MC/藤井ちあき 画像協力/マルハニチロ北日本>